地中海式ダイエットや栄養コーチングでおすすめしている「賢い炭水化物」のひとつとして、グルテンフリーのシードブレッドをご紹介します。
このパンは、米粉とそば粉をベースに、かぼちゃの種、ひまわりの種、チアシード、亜麻仁など、栄養価の高いシード類をたっぷり使用。生地にはエキストラバージンオリーブオイルを混ぜ込むことで、しっとり感と香ばしさが生まれ、焼き上がりもふっくら仕上がります。
シードの豊富な食物繊維で腸内環境を整え、血糖値の安定にもつながる、まさに“からだ想い”のパンです。
グルテンフリーのパンは時間が経つと崩れやすくなるため、焼きたてのうちにスライスしておき、すぐに食べない分は冷凍保存がおすすめ。必要な分だけトースターで焼けば、香ばしさがよみがえります。
朝食にはアボカドやフムスをのせたり、ナッツバターやはちみつ、フルーツを添えればおやつにも。
手軽で美味しく、栄養バランスも◎
毎日の食卓に、ぜひ取り入れてみてください。
材料
長さ20cmのパウンド型 1つ分
アルファ化米配合の米粉 100g Tips 1
ソバ粉 160g
米粉 100g
シード類(ひまわりの種・かぼちゃの種・亜麻仁の種・オートミール・チアシード等お好みで)40g
てんさい糖 10g
塩 6g
EXVオリーブオイル 30g
ぬるま湯(35度くらい) 320g
トッピング用シード類 適量
[酵母用]
白神こだま酵母ドライ 6g
ぬるま湯(35度くらい) 20g
作り方
1. あらかじめ白神こだま酵母ドライをぬるま湯で溶かしておく。

2. アルファ化米配合の米粉、ソバ粉、米粉、てんさい糖、塩、シード類をボウルに入れてよく混ぜる。

3. 溶かした酵母とぬるま湯、オリーブオイルを入れてよく混ぜる。

4. パスタを茹でパウンド型にオリーブオイル(分量外)を塗る。※多すぎず少なすぎず適度に。これでカリッとした焼き上がりのクラストになります。

5. パウンド型に生地を流し込む。

6. シード類をトッピングし、温かいところで(30〜35度くらい)約60分ほど生地を発酵させる。冬はもうすこし長い時間の発酵が必要なこともあります。
写真ではフタ付きの発泡スチロールの箱に、湯たんぽを入れて簡易の発酵機にしています。←電気代がかかりません。
オーブンの発酵メニューを使っても良いです。ただし焼成前の予熱を入れる間、発酵オーバーまたは寒い時期には生地がしぼまないようにしてください。

7. オーブンを200度で予熱しておく。2~2.5倍くらいに発酵したら良いです。
(オーブンの発酵メニューを使う場合は、予熱なしで焼成するなどして対応します。)

8. 200度で30分ほど焼成する。
かぼちゃの種が焦げないように、茶色く色づくくらいまで焼いてもいいです。


カリッと香ばしい!
レシピの材料について
Tips 1: アルファ化米配合の米粉として、ご参考までに「土佐れいほくのふっくら米粉グルテンフリー(800g)ホタル舞う棚田の米粉」という商品をつかいました。一般的な米粉より粒子が細かいです。
米粉やそば粉には、生地をふくらませる「グルテン」という成分が含まれていません。グルテンがあると、生地に粘りが出て、パンがふっくらとふくらみます。グルテンを使わないパンでは、その代わりに「アルファ化米粉(※)」が、生地に粘りを出す役割をしてくれます。これによって、グルテンがなくてもパンらしい仕上がりになります。
※「アルファ化米粉」とは、一度加熱して糊のように変化させた米粉のことで、水を加えるととろみが出て、生地に粘度を持たせる働きをします。
アルファ化米粉について→日本米粉協会のページ
このレシピで使っているオリーブオイル
【グルテンフリーのシードブレッド】に使ったオリーブオイルは、「マドンナデッロリーヴォ農園 EXVオリーブオイル“カルペッレーゼ“」です。

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