オリーブオイル、エキストラヴァージンの品質をめぐって(3)

 まだまだ続く!シリーズ「オリーブオイル、エキストラヴァージンの品質をめぐって」では、エキストラヴァージン・オリーブオイルに特化して書いています。

 先日、「そもそもエキストラヴァージンとヴァージンオイルの違いって何?」というご質問をいただきました。

 シリーズ(2)の流れから行くと、今回は市場を混乱させる偽装/偽造エキストラヴァージン・オリーブオイルの説明を予定していました。しかしオリーブオイル自体の説明をする前に、偽装や偽造オイルの説明をするオリーブオイル販売者ってどうなのか?と思わないでもなく…

 そこで今回はイタリア農業組合(COLDIRETTI)がロンバルディア州の消費者協会(ACU)と協同してオリーブオイルについて説明しているサイトを参考にして、簡単に一般的なエキストラヴァージン・オリーブオイルとその他のオリーブオイルの説明をはさむことにいたします。

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オリーブオイル、エキストラヴァージンの品質をめぐって(2)

オリーブオイル、エキストラヴァージンの品質をめぐって(1)では、オリーブオイルの品質を知る手がかりのひとつが、以下の2つのことを知ることと書きました。

  • 原料オリーブの原産地
  • オリーブオイルを製造(搾油)している場所

 そしてトレーサビリティは、誰がオリーブを栽培し、誰がオイルに加工し、ビン詰めをしたかを知ることができるツールです。

 EUでトレーサビリティ情報の記録を義務付けたのは、2002年に発効された「一般食品法(規則(EU)No.178/2002)」でした。その背景には牛肉のBSE問題や、飼料のダイオキシン汚染とそれを与えられ加工された鶏肉、豚肉、卵が流通し、回収することになった食品スキャンダルの発覚がありました。

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オリーブオイル、エキストラヴァージンの品質をめぐって(1)

「D.O.P認証とは?(1)食べ物の素性を知る」という記事に続いて、DOP認証のオリーブオイルがトレーサビリティを保証するということを書こうと思いましたが…

 そもそも(オリーブオイルの)トレーサビリティって何?という疑問があり、

 DOP認証オイルの前に、そもそもエキストラヴァージン・オリーブオイルの素性って?という疑問があります。

 言い換えれば、なぜエキストラヴァージン・オリーブオイルの素性(あるいは正統性)を知ることがこれほど難しいのか(なぜこれほどエキストラヴァージン市場が混乱しているのか)?

ということについてお話ししていくことにします。

注意:ここでご説明するのは、酸度や製造方法などのエキストラヴァージン・オリーブオイルの定義ではございません。

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D.O.P認証とは?(1)食べ物の素性を知る

コルノ・ボヴィーノのコンセプトの一つに、

「自分が食べているものについて、ちゃんと知りたい人に

確かな情報を提供する」というものがあります。

”自分が何を食べるか”を注意して選ぶことは、

自分の身体を知り体質に合ったものを体に入れる

ライフスタイルを選択することです。

また、食べ物が作られた背景を知って選ぶことは、

私たちが生活する環境や文化、伝統の保全とも関わっています。

 

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