6月の地中海式食事法の講座は、ギリシャ料理がテーマです。
そして6月といえばニンニクの収穫時期でもあります。5月中頃からもうフレッシュなニンニクが出回っていますね。そしてキュウリもすでに沢山出ています。
「ザジキ(Tzatziki/私にはヅァヅィーキと聞こえる。しかしこのカタカナ表記が正しいか不明です。)」はギリシャ料理に定番のディップで、ヨーグルトをベースにキュウリとニンニクという今から旬の野菜を使って作ります。どうしよう、こんな暑い日は!という時の食事に最適です。元気が出ます(笑)!ニンニクとヨーグルトの成分をしっかりと含んでいるので美容にも良いと言われます。もちろんオリーブオイルはエキストラヴァージンです。
フィロ生地でほうれん草を包んだスパナコピタにつけて食べたり、蒸した魚や焼いた肉にもつけられます。またサンドイッチのスプレッドとしても使います。有名なギリシャのサンドイッチ、ギロスにも入っています。シンプルに焼いたパンにつけるだけでも美味しく、暑さや疲れからリフレッシュしてくれます。ザジキの始まりはその昔、古代ギリシャ人が暑い日にヨーグルトを入れた鉢にニンニクと水、パンを混ぜて食べたことからとも言われています。
スミルナというのはトルコの街イズミールのことです。”イズミール風”として知られているディルを使ったザジキのレシピですが、トルコのザジキはギリシャのザジキに比べてサラサラとしているそうです。なぜスミルナ風って言うのでしょう?地名を冠した料理名の謎がまた深まりました(ナポリのジェノヴァ風パスタとか)。ギリシャヨーグルトは水分量が少ないヨーグルトなので、ザジキも厚み?のあるもったりとした仕上がりです。ディルの香りがとっても良いです!
材料
4人分
ギリシャヨーグルトまたは水切りヨーグルト 200g
ニンニク 1片
キュウリ 1本
EXVオリーブオイル 『ロリヴェート』 大さじ2
ディル(ハーブ) 2枝 ⇨Tips 1参照
塩 3g
白ワインビネガー 大さじ1
作り方
[準備]
1. ギリシャヨーグルトがなければ、ヨーグルト(470g)を冷蔵庫で一晩水切りする。水切り後のヨーグルトは半分以下の重量になる。⇨Tips 2参照
2. キュウリをグレーターなどで粗くおろす。ザルに入れてしばらく置いてから、スプーンの背で押して水気を搾る。
3. ニンニクを切って、すり鉢でクリーム(ペースト)状にする。
*ニンニクはほとんどすり鉢の中で消えてしまいます。フォークなどでこそげ取ってください。(ミニすり鉢があると便利です。)
4. ディルをみじん切りにする。
[仕上げる]
5. ボウルにヨーグルトを入れ、2のキュウリと3のニンニクを加えて混ぜる。
6. スプーンか泡立て器で混ぜながら、オリーブオイルと白ワインビネガーを交互に加える。
7. 塩とみじん切りにしたディルを加えて味を整える。
エネルギー(1人分)135kcal/ タンパク質 4.6g、炭水化物7.1g、脂質9.6g、飽和脂肪酸2.96g、
一価不飽和5.28g、多価不飽和0.56g、コレステロール14mg、食物繊維0.4g、食塩相当量0.9g
レシピのちょっとしたコツ
Tips 1: ディルはトップ画像のザジキの上にのっているハーブなのですが、枝の写真を撮り忘れてしまいました。下の画像は参考までにウィキペディアからの転載です。画像下の”Link”をクリックすると大きな画像が見られます。
Tips 2: ギリシャヨーグルトが入手できない場合は、ヨーグルトを水切りして余分な水分を取り除いたものを使います(可能であれば冷蔵庫で24〜48時間水切りする)。水切り後にできた乳清は、野菜のスープなどを作るときに使いましょう。酸味がありますが魚の煮込みに加えても美味しいです。
Tips 3: 食べる前に作って1時間くらい味をなじませておくのが良いです。保存は冷蔵庫で3〜4日です。 スミルナ風ザジキ以外にもザジキにはいろんなレシピがあり、ディルの代わりにミントを使うこともあります。ニンニクの量もお好みで調整してみましょう。
このレシピで使っているオリーブオイル
【スミルナ風ザジキ】に使ったオリーブオイルは、「ロリヴェート EXVオリーブオイル 250ml」です。
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