ホリデーシーズンによく作られるご馳走レシピです。クリスマスにお正月のお節に詰めてもいいですね。たまにはちょっと手間をかけて料理の腕を振るってみましょう。
鶏むね肉を叩いて平たくしたら、具材を詰めて「巻き寿司」の要領でくるくる巻きます。叩いてるうちに肉が破れたり裂けたりしたら、アルミホイルで包んでからオーブンに入れればOKです。
詰め物はほうれん草の代わりに小松菜を使ってもいいですよ。
翌々日くらいにお肉が柔らかくなってくるので、日を置いてから食べても美味しいです。
材料
6人分
鶏むね肉 2つ
ほうれん草 200g
EXVオリーブオイル 適量
素焼きアーモンド 50g
エメンタールチーズ 50~60g(スライスチーズでも)
ドライプルーン 80g
白ワイン 50ml
ローズマリー 3枝(あれば)
ニンニク 2片
塩コショウ 適量
調理用のひも
作り方
[準備:鶏むね肉の詰め物]
1. ほうれん草を沸騰したお湯で30秒間茹でる。ザルに上げて熱がとれたら搾ってざく切りにする。アーモンドは食感があるように少し大きめの粒も残して、細かく刻む。ほうれん草と刻んだアーモンドの半量と塩少々を和えておく。エメンタールチーズはスライサーで薄く切る。プルーンは縦に4~5に切り分ける。
2. 鶏むね肉に水平に包丁を入れ、肉が大きければ転がしながら切って平たく一枚にする。むね肉にオーブン用クッキングシートをかぶせ、肉叩き等で叩いて1cm厚くらいに伸ばす。
3. 伸ばした鶏むね肉に塩・コショウをしてマッサージし、残りのアーモンドの4分の1を振りかける。左端にプルーンを縦に並べる。その横から全体に1.でアーモンドと和えたほうれん草を広げる。その上ににエメンタールチーズを並べる。チーズの上に残りのアーモンドを全体に振りかける。
4. 左端からカードで持ち上げて肉を巻いていく。巻き終わったら肉の外側に塩・コショウをしてマッサージする。
5. 中身が出ないように調理用のひもで肉を縛っていく。ローズマリーの枝をひもの間に通して肉の上部につける。(肉が裂けたら、アルミホイルで覆って救済しましょう。)
[仕上げる]
6. 肉を耐熱容器またはオーブン皿に入れて、ニンニク1片とローズマリーの枝を加えEXVオリーブオイルを回しかける。耐熱容器をアルミホイルで覆い、余分な水蒸気が抜けるようにフォークで数か所に穴を開けておく。
7. オーブンを180℃に予熱し、準備した鶏むね肉を40分加熱する。焼き始めて20分経ったらアルミホイルを外して、白ワインを回しかけ、アルミホイルを取り外して残り20分加熱する。
8. 焼き上がったら肉を7~8分間休ませ粗熱を取ってから、紐を切って取り除き肉を2㎝くらいの厚みに切る。
9. 切った肉に耐熱容器に残ったソースとオリーブオイルを回しかけ、ローズマリーの枝を添える。Buon appetito!
レシピのちょっとしたコツ
鶏むね肉は調理前に冷蔵庫から出して常温に戻しておいてください。巻いた肉は縦方向もしっかりとひもで閉じて、チーズが流れ出すのを防ぎます。焼いている間にチーズが出てくるようなら、肉をアルミホイルで包んでください。
鶏肉はできれば、飼料に抗生物質や抗菌剤を使用していないものを使ってください。
詰め物に使うほうれん草は、さっと茹でます。ほうれん草はビタミンCを多く含みます(可食部100g当たり60㎎)が、水溶性ビタミンであるためゆでると茹で汁に溶け出してしまいます。じゃがいもは長時間蒸してもビタミンの損失は少ないですが、ほうれん草は短時間茹でても損失し、とくにビタミンCの損失は多くなります。ほうれん草を茹でるときは、できるだけ短時間で茹で、一度に多くの量を茹でるのではなく、こまめに数回に分けて茹でるような工夫も必要です。
このレシピで使っているオリーブオイル
【鶏むね肉の詰め物ロースト】に使ったオリーブオイルは、「デッロルト農園 EXVオリーブオイル クラッシコ 250ml」です。
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